【いまここ#008 ねばならないの向こう側】

PAに出会って25年以上たちますが、プログラムでファシリテーターをするときは未だに緊張します。そんなときは結構こんなことを考えている気がします。「今日の狙いは○○だから、子どもたちと○○しなきゃ、させなきゃ」

ある意味、ねらいを達成しようと「ねらいすぎ」で子どもたちにはその下心が透けて見えているのでしょう。そんな時は何をやってもほとんどうまくいきません。何度もその罠にはまって苦い経験をしたことがあります。

最近は少し緊張しなくなりました。そんなときは何を考えているのかをふりかえると、とにかく自分がワクワクしていて、楽しむ気持ちが体からはみ出しているときです。一緒に働くファシリテーターから「すずめはお茶目がオーバーフローしてるね」(いった本人曰く、良い意味でらしいです。)と言われたことがあります。それは、わくわくが私の体からはみ出ているのだと想像します。

そんな気持ちでグループのメンバーと向き合ったときは、ねらいに沿って練りに練ったプログラムのときよりも不思議とうまくいったりします。
みなさんはPAプログラムを使うとき、どんな気持ちでいますか?
いろいろな経験を経て、今の私はわくわく、ドキドキ、一緒に楽しんじゃおう♪を土台にグループを支援すると、より良い方法がひらめく、そんな気がしています。

(writer: suzume