2019年4月にオープンするアドベンチャー施設「PANZAぎふ清流里山公園」のマネジャーに就任した、「アドベンチャーエンタテインメントPANZA」(注1) 所属のばたやん(猪股直人)は、長年、レジャー施設の立ち上げと運営に携わってきました。就任して2週間経ったばたやんの新施設にかける思いをききました。

(注1)「アドベンチャーエンタテインメントPANZA」は、PANZA沖縄を皮切りに全国でアドベンチャー施設を展開する事業部門です。現在、PANZAぎふ清流里山公園、PANZA宮沢湖、PANZAてんしばの新規オープンに向けて準備を進めています。


PAJ(プロジェクトアドベンチャージャパン)との出会い

PAJのことは就職支援サイトで「アミューズメント、遊園地」というキーワードで検索して見つけました。新規オープンをやりたくて、いくつかあった募集の中で、社風や自由度、自分がやりたいことをやらせてもらえそうな感じで選びました。入社して今日で2週間です。PAJでの仕事は自分自身で決めていって、その中でやらなければいけないことを一個一個消化していけるので、ある程度自分のペースでできるのがいいですね。

情報共有を徹底する

PAJでは情報の共有を徹底しようとしていますが、報連相は絶対だと思っています。それがないと何も動けないし、次のアクションが起こせません。今までの職場でもスタッフに徹底していました。

「PANZAぎふ清流里山公園」でもスタッフ間の情報共有は徹底していきたいですね。そうしないと現場で何が起こっているかわからなくなります。「報告」と言うと堅苦しくなって義務に感じて嫌がる人もいますが、そこはうまくコミュニケーションをとってやっていくことを考えています。

雑談レベルでいろいろ言ってくれると一番いいんです。最初からそういう雰囲気にするのは難しいと思いますが、現場からきちんと情報を吸い上げられるような環境にしたいですね。

接客にかける想い

施設運営の魅力は、接客業全般に言えることですが、「ありがとう」「また来るね」と言ってもらえて、ゲストの方々が笑顔で帰ってくれることです。それを実現することを私たちがお手伝いできることが一番の醍醐味ですね。

だから変な顔や怒って帰られたとき、次はどうやったらあの人達を笑顔で帰すことができるのかを考えます。一般的な言葉ですけど、わくわくして来てもらって、それにちゃんと応えていくことが必要だと思っています。

「PANZAぎふ清流里山公園」の接客で大切にしたいことは、現地に溶け込めるような接客です。まずは働く人たちが楽しくなければ、ゲストに対して楽しさを提供することは絶対できないので、そこを徹底しようと思います。自分が楽しければ絶対に楽しい施設になります。

それを仕事だと思ってやってしまうと事務的になってしまうので、「自分自身が来たときにどういう接客をしてもらったら楽しくなるか」を考えてもらいます。こちらから「この場合はこうする」と説明してしまうと、それしかできなくなって事務的になってしまうので絶対NGです。

接客に必要なベースは、「どうしたら人を楽しませられるか」と、「マニュアル」です。「マニュアル」は、安全のために最低限やらなければならないことです。この2つをミックスしながら、安全が守られる範囲の中で、来た人たちをどう楽しませるかを考えてもらえればちょっとずつ接客の仕方も変わっていくと思います。

地元のコミュニティに溶け込む

施設ができる場所は、田舎にある公園が民間に移って再生し始めたところで、まだいろいろなところが手付かずという感じです。逆に言うと、今回、公園内に新しい施設が入ることによって活性化していきます。

その一番手を担うのは、かなり腕が鳴るというか、やりがいがありそうです。とりあえずはどんどん動いていきたいです。私は前向きにしか考えないですね。行動してみないとどうしようもないし、失敗したらあとでケツを拭けばいいだけですから(笑)

「PANZAぎふ清流里山公園」は「地元密着」にしていきたいです。具体的には、地元のコミュニティに溶け込んでいくということです。地元のコミュニティに溶け込み、さまざまな世代の人たちの関わる中で、地元の口コミでPANZAのことが話題になるといいなと思います。地元に溶け込んでいけるように、地元や学校などとの関わりをどんどん考えていきたいです。

地元密着の施設の立ち上げは今までしたことがないので、手探りです。いろいろな密着の仕方があるし、何でもありだと思っています。地元密着を大切にしますが、「アドベンチャーエンタテインメント PANZA」の文化もしっかりと継承していくのが理想です。フラットで自由な中で、遊びや学びを通していろいろなものを経験できるというのがPAJの文化だというのがこの2週間の印象です。これから一緒に働く「PANZAぎふ清流里山公園」チームのメンバーにもそういう文化を浸透させていきたいですね。

マネジャーとしての強み

マネジャーとしての強みは、人をまとめることですね。バラバラになっているピースをまとめていって、同じ方向を向いて、ベースを大切にしながら人それぞれのオリジナリティを発揮して仕事をしていってもらえるような環境をつくるのが得意です。

レジャー施設ではスタッフがみんな共通の理解をもっていることが大切です。それぞれのスタッフが違う対応をしてしまうと危険やクレームに繋がります。

私はコミュニケーションを積極的にとります。社員やアルバイトという垣根はありません。「おはよー!」「あれ眠そうだなー?!」と、スタッフとのコミュニケーションに時間を費やしています。ちゃんと情報が行き交うような環境をつくれば、チームとしてまとまっていくと思っています。

やりがいと成長

新しいものをつくりたいのは、やりがいがあるからです。過去には海外の施設も立ち上げましたが、国ごとにレギュレーションや言語も含めて、環境が全く違います。当然言い合ったりもしますけど、最終的にひとつの形ができて、きちんと売上が立つところまで行くと感動します。それを一回味わってしまうと何回でも立ち上げたくなります。立ち上げは大変ですけれど、面白いです。そして大変なことは乗り切れば笑い話になります(笑)

これから始める意気込みを漢字一文字にしたら?

「進」です。オープンの期日が決まっているので、いろいろなことを前に進めなくてはいけません。施設を大きくできるかはわからないですけれど、前向きに考えたいので、進んでいきたいです。施設は1年で終わるわけではないので、1年、2年、3年と進んで行きたいです。面白い遊びを提供していくので、楽しみにしていてください。

将来一緒に働く仲間へのメッセージ

「ゼロからの体験を一緒に創造しませんか?」


(20190125)