2019年12月入社のタク(市川拓也)。マリンアクティビティの仕事からPANZA沖縄へやってきたタクは大きな体でPANZA沖縄を支えています。
PANZAでの仕事
入社して3ヶ月になりました。前職ではビーチリゾートのマリンスタッフでジェットスキーやビーチの監視をしたり、石垣島で操船を担当していました。海は好きですが、休みの日に海に行くほどは好きではないですね(笑)
PANZA沖縄のメガジップ(ジップライン)の仕事は想像よりずっと大変な仕事でした。受付業務の場合、受付からハーネスの着脱までを担当しますが、これをスタッフ2人で回すとなると、止まっている暇もなく、ずっと早歩きしている感じです。
メガジップのゴール地点を担当する場合は、「リカバリー」という体力仕事があります。風が強い日はゴールに到達しない方がいるので、ワイヤーロープをつたってお客さまを迎えに行ってゴールまで腕の力で引っ張って来る作業があります。
僕自身は体を動かすことが好きで、リカバリーをたくさんやると筋トレになるからいいなと思っているんですけれど(笑)かなりハードです。冬の時期は、強い北風が吹くとほぼ、お客さまがゴールの前で止まってしまいます。1日100人くらいリカバリーをしたことがあり本当に大変です。
自分で発信
仕事は、押し付けややらされている感はなくて、自己発信が大事にされています。逆に言えば、何も考えなければ何も進まないので大変ですね。でもこのときまでにこうやりたいという計画を自分で立てられるので、そういう部分はすごくいいなと思います。
PANZA沖縄は2種類のアクティビティだけなので、仕事の内容は割と淡白です。でもその中でも自分で探してみたらやるべきことはあると思います。僕の場合は、パソコン関係が苦手ですが、マリンにいるときに道具をつくっていたので、いまも設備で気になるところがあったら、「こんな風にしたらどうだろう?」と自分で考えて提案しています。そこで「じゃあやってみよう!」と動き出すのは面白いですね。
チームへの貢献
僕も人のことを言えないですけれど、みんなそれぞれキャラは濃いですね(笑)。その中で心もとない長所ですが、僕は体力に自信があります。冬場のリカバリーが多いときに僕はどんどんリカバリーに出られます。風が強すぎてクローズするかどうかの判断が微妙なときも、僕がリカバリーを担当できるので、クローズしないで済むなど、ちからになったと思います。男性スタッフが少ない日に100人弱のリカバリーをしたこともありました。
いい意味でも悪い意味でも受け取れると思うんですけれど、僕自身はせかせかしていないので、あまりイライラしません。ムードメーカーとは言えませんが、僕のちょっとゆるい感じがチームに届けているものがあるかなと思います。忙しいとついせかせかしてしまいがちなので、これからの繁忙期にチームのみんながいかにせかせかしないかが勝負だと思っています。
安全を軸に
常に「基本」を意識して働いています。急いでしまって何かが抜けるというのはリスクにつながると思うので気をつけています。ゆっくり正確にやるのではなく、丁寧に速くやることを意識してやっていきたいです。
トラブルがあったときに、僕が意識していることは焦らないこと。テンパってしまうとあまりいい行動にならないので、何かが起きたら一度深呼吸して対処するようにしています。
いままでも生死に関わる仕事をしてきたので、安全についての意識は常にあります。メガジップのスタート地点は安全に関わる最終チェックの場でもあるので、ハーネスに緩みがないかなどを意識しています。
風を知る
プライベートではクライミングが大好きです。以前は週4−5日やっていました。他にはウィンドサーフィンをやっています。これがまた面白いんです!マリンで働いていたときに「風を知る」ための学びの一環でやったことがきっかけです。そこですごく風を意識するようになりました。
ウィンドサーフィンはエンジンがついていないのに、風上にのぼることができます。自分で角度を計算して入っていくとのぼれる角度があるんです。それを考えることがとても面白いです。プロは風の色が見えるらしいです。僕はまだそこまでいっていなくて、海面のさざ波を見ています。一定に吹いているときはそんなに意識していないんですけれど、「ガスティ」と言って強弱がある日は、海面でさざ波がさーっと立っているのを見て、風が吹いているということがわかります。
その経験はPANZA沖縄で働いている中でかなり生きていると思います。風速計でも測っていますが、風が大体何メートルかは体感でわかりますし、予報と今日の風を見て明日の風を予測します。現場で予報を見ながら、このあと風は上がるのか下がるのか、一定なのかの傾向はなんとなく把握できます。もちろん外れることも多々ありますけど(笑)。風の変化には敏感になっていますね。
PANZA沖縄のこれから
PANZA沖縄のチームは僕から見て少しゴタゴタしていたときもありましたが、いまはすごくよくなってきているんじゃないかと思います。みんなで話し合って、いい方向にいっている気がします。いまは季節的に天候の関係で運営できない日があるので、そんな日にみんなで話し合える時間があるのはいいですね。
いまPANZA沖縄にはメガジップとゴーフォールしかないので、いずれクライミングを導入できたらいいなと思っています。クライミングが大好きなので、この面白さを皆さんにも体験してもらいたいのでぜひ入れたいです!
(20190318)
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