2019年7月入社のジロ(喜田麻友美)は、今秋、大阪にオープンするアドベンチャーパーク「PANZAてんしばイーナ」のオープニングスタッフです。入社してすぐにプロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)主催の5日間の講習会に参加しました。
人間関係が大切
入社してちょうど1ヶ月経ちました。いままでルールがたくさんある会社で働いていたので、まずフリーアドレスが新鮮でした。また出退勤も自分で管理をすることにもまだ慣れない部分があります。
みんなでワイワイお昼をとるのも新鮮です。お昼はみんなでコミュニケーションを取れる時間になっていていいなと思いました。そういう時間があると会社の雰囲気もよくなるのかなと思います。
働くうえでは人間関係が一番大事だと思っています。仕事仲間は、家族よりも一番長く一緒にいます。たとえ仕事自体にやりがいや楽しみがなくても、一緒に働く人達との関係がよければ、絶対に働き続けられると思っていて、私の中で一番大切にしているポイントです。これからもそこは大切にしたいです。
人間関係を良くするには、直接話す、コミュニケーションを取るのが大事だと思います。そうしないと陰口になったり、文句になってしまいます。「PANZAてんしばイーナ」でもそのあたりを大切にしていきながら、働いているメンバーがお互いの状況を見ていけるようにしたいです。
気づける存在に
PAJの5日間の講習会を受けたとき、メンバーのひとりに「ジロが不安そうなのをオレは知っていた」と言われたとき、気づいてくれる人がいるのは大事だなと思いました。どんな些細なことでも気づけるようになれれば、相手に寄り添うことができて、環境もよくなっていくと思います。私はそういう存在でいたいです。
いいことも悪いことも、思っていることを言える環境にしたいです。「今日ここがよかったね!」とか、「今日はここがこうだったけど、明日はこうしていこうよ!」と次につながるように話していきたいです。
人間なので好き嫌いはあると思いますが、仕事での人の好き嫌いはチームの中でなくしたいです。いろいろな人から、いいところも悪いところも出し合えれば、運営自体がもっといいものになるのではないかと思います。
人をまとめる
テーマーパークでアルバイトをまとめる仕事をしていたときに、アルバイトの子たちと距離が少しできてしまったことがありました。私の言い方がちょっときついのではということが私の上司の耳に入りました。私はそんなつもりはなかったけれど、アルバイトの人たちにとってはそう捉えられていました。
そこで私は一人ひとりとしっかり話をしました。泣きながら話し合うこともありました。それからは関係ができて、いろいろ話してくれたり、相談してくれるようになり、やっぱり話す時間を持つのは大切だな、逃げたらあかんなと思いました。
レジャー施設での仕事は、全員とゆっくり話す時間はなかなかありません。だからこそちょっとした声かけや日々の積み重ねが大事です。
やりがいのベクトル
テーマパークで働く喜びはお客さんが喜んでくれることでしたが、徐々に働いているスタッフの笑顔を見ることもやりがいになっていきました。働いている人たちが笑顔で楽しそうに働いている姿をみて、お客さんも笑顔になり、自分も嬉しいという感じです。
5月に「PANZAぎふ清流里山公園」でアドベンチャーパークとジップラインを体験しとても楽しく、この楽しさをたくさんの人たちに体験しとても楽しく、この楽しさをたくさんの人たちに伝えたいという気持ちが高まりました。まだまだ日本ではアドベンチャーパークは知られていないので、この良さを伝えていきたいです。
都会にアドベンチャーパークができるので、気軽に来てほしいです。笑顔と「楽しかったー!」の声がある施設にしたいです。そして、「もう無理!」と諦めかけている人がいたときに「一歩でもがんばってみようよ」と声掛けが飛び交ったり、少しでも成長につながる施設にしたいです。
アドベンチャーを通した学び
私はつい遠慮してしまう性格です。「みんながやりたいならやったらいいよ」「やる人がいないなら私がやるよ」と言ってしまい、どことなく空気を読んでしまいます。
講習会の中では、そんな私に「ジロはどう思う?」ときいてくれる人がいました。そのときに初めて自分の意見が言えて、それをみんながちゃんときいてくれました。
自分の気持ちを言うことと、思っていることがたとえ同じような意見でも、「私もそう思うよ」というひと言を発することが大事だと思いました。それは必ず意見を言わなければいけないということではなく、同じような意見のときもちゃんと相手に伝えていく大切さを学びました。
本当に充実した5日間で、たくさんの感情が溢れた濃い時間でした。自分ひとりさえよければいいのではなくて、「グループのみんなが理解、納得しないと良い結果に繋がらない」という考えに接して、自分もその中に入れているという安心感を感じました。
これから「PANZAてんしばイーナ」をつくるうえで、いろいと決めていかなければいけないことがたくさんあると思います。みんなが納得できる内容にしていかないと失敗すると思うので、ちゃんと考えて、意見を出し合っていきたいと思います。
オープンに向けて
体力には自信がないので不安ですが、がんばります!私は登ること、高い所が苦手ですが、実際にクライミング施設に行ってみたら「あれ!私もできる!」と思ったんです。私と同じように苦手だけど新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちがある人にもぜひ応募してほしいです。
あとは何事にも前向きに楽しく取り組むことができる人をチームに迎え入れたいです。今後は、楽しいことも苦しいことも共有出来るチームにしていきたいと思います。今私の中で、講習会のチームがベストチームだと思っています。周りの意見を受け入れつつ自分の意見を伝える人、困っている人がいたら声をかける人、全員に役割があり、みんながみんなに心を配っているチームだったと思います。そんなチームを目指しつつ、越えたいです!
(20190802)
PAストーリーズTOPへ